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記念すべきウルトラマン初登場作品『ウルトラマン(1966)』の第2話「侵略者を撃て」の感想や登場怪獣の紹介記事です!
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目次
『ウルトラマン』第2話 あらすじ
ある日の夜更け、防衛基地は東京某所の上空に強力な電波を発する飛行物体を確認する。
科学特捜隊の隊員アラシは現場となった建物へ急行するも、待ち伏せていたバルタン星人が放つ光線によって仮死状態にさせられてしまう。
対話を試みた科学特捜隊はバルタン星人らが宇宙旅行中に母星を失い宇宙船の修理のために立ち寄ったという事実を聞かされる。
そして彼らは地球が自分たちの住み良い惑星だと確認し、総移住を強行しようとする。
その人口の数なんと“20億3000万”…。
『ウルトラマン』第2話 登場怪獣 宇宙忍者バルタン星人
ウルトラマン第2話登場怪獣
バルタン星人 pic.twitter.com/gmcL9ZZoBc— 映画浪人 (@eigarounin) 2019年2月24日
●身長 ミクロ-50メートル
●体重 0-1万5000トン
●能力 分身能力、赤色冷凍光線、白色破壊光線
『ウルトラマン』第2話 感想
記念すべき“バルタン星人”初登場回!
第2話「侵略者を撃て」はバルタン星人の初登場回!
第1話のベムラーがオーソドックスな怪獣だったので、人とセミやエビを融合させたような不気味なシルエット、そしてあの独特の笑い声に強烈なインパクトを感じました。
私の世代(20代)だと生まれたころからウルトラシリーズが存在していて、バルタン星人も私にとっては幼いころから見慣れたキャラクターです。
しかし、改めて見るとかなり斬新なデザインで不気味ですよね。
私の父はリアルタイムでウルトラQ、ウルトラマンを観ていたそうですが、バルタン星人やケムール人などの人型のウルトラ怪獣は今でもトラウマだそうです。
人に近いシルエットを持っているからこそレッドキングやゴモラ等の“恐竜型”の怪獣に比べて、なんともいえない不気味さが生まれているのかもしれません。
異種との対話は難しい
本編では、はじめ科学特捜隊はバルタン星人と対話に臨(のぞ)むのですが交渉は決裂。
力で人類を制圧しようとしたバルタン星人はウルトラマンによって撃退されてしまいます。
このバルタン星人と人類との衝突は移民問題を想起させるような内容になっていますよね。
「地球に移住することにした」と宣言するバルタン星人に対しハヤタ隊員は「人類の民俗や風習に馴染み、法律を守るなら良いだろう」と答えます。
その後バルタン星人は移住する予定の人口を問われ「20億3000万ほど“です”」と敬語を使って答えています。
wikipedieaにも書いてますが、敬語を使うことによって一応地球に馴染もうとしているようにも感じられます。
「バルタン星人って賢そうだし別に土地提供しても良かったんじゃ…」とも思いますが、ここで安易に受け入れていいものか迷うところですよね…。
なんせ相手は宇宙のかなたから現れた宇宙人、人類が計り知れるような価値観を持ち合わせているのか分かりません。
人間は理解できない存在を拒む傾向にあります。
価値観や風俗の違う存在を受け入れたいという“理想”、得たいの知れない存在は拒んで現状維持を続けたいという“現実”が私の胸中でぶつかり合うような内容でした。
宇宙人を受け入れた結果、見た目や風俗の違いから人類が徹底的に宇宙人に対して差別を行う映画『第9地区』を思い出してしまいました…。
ウルトラマンの容赦のなさは正に“荒ぶる神”
ウルトラマンは地球に姿を現したバルタン星人を撃退した後、20億3000万のバルタン星人がバクテリアサイズで眠っている母船を宇宙まで運び撃墜しています。
かなり容赦がないですよね 笑。
個人的に「他の住みやすい惑星を見つけて連れてってやれよ…」とも思いましたが、1話の感想でも述べたようにウルトラマンは人類の価値観では計り知れないような“超常的”な存在。
「一度守ると決めた惑星(地球)に危害を加える種族は根絶やしにするッ!」…というような恐ろしい“荒神”のような価値観をウルトラマンは持っているのかも…。
色んな神話に出てくる神様って、決して人類にとって優しい存在ではありませんよね。
人類を楽園から追放したり、罰を与えるために街を崩壊させたり、増えすぎた人類を間引きしたり…。
そういう意味では、バルタン星人たちは“ウルトラマン”という神の怒りを買い、“審判”を下されてしまったのかもしれません。
ハヤト隊員
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